「感情は転移する」だから組織を良くしたければニコニコしましょう

書評

『「脳にいいこと」だけをやりなさい』のブックレビューです。

日々、誰かに感謝→人生が変わる

僕が好きだったのは、毎日、誰かに感謝するという項目で、すごく些細なことでも日々、人やものに感謝することで人生が変わるというものでした。
自己啓発本でこの項目を読めば、なんだか宗教っぽいなと感じて受け入れがたかったのかもしれませんが、「脳」の本でこれを読むと「なるほどな」と素直に受け入れられる。
同じメッセージでも、受けてのスタンスが違えば受け入れられたり反発してしまったりするのかもしれません。

ミラーニューロン:感情は転移する

感情の転移。これは脳科学で実証済みのようで、人は喜びも、怒りですら転移してしまう。
だから、プンプンしてる人には近づかない。
マイナス思考、物事を批判的にばかり捕らえる人ともちょっと距離を置こうという提案がある。

類は友を呼ぶとはこのことかと腑に落ちます。
そういう意味でも家族の雰囲気は主にお母さんから生まれるものなのかもしれないですね。

すでに日頃から眉間にシワを寄せているような人がいる環境が、家族だったり、会社だったりすると距離を取ることが難しいこともありますよね。
時には向き合って、解決していく、時には自己解決もふくめて、していくことが必要なシーンもある。

ただ、感情は転移するということを知識として持っておくことで、相手の感情が徐々に自分に転移しているなと、気づくことができて、本来の自分の精神を保つことができるのかもしれません。

脳科学の本は何でも良いので一冊読んでおくと良いと思います。

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