ツイキャスで準備した動画を配信する方法
ツイキャスは基本的にウェブカメラを使った生配信を行うプラットフォームですが、前もって用意した動画を使って配信することも可能です。この記事では、OBS Studioを使った既存の動画ファイルをツイキャスで配信する方法について解説します。
ツイキャスで動画ファイルを配信するメリット
例えば、生配信中にあらかじめ録画した映像を再生し、VTR紹介をすることができます。
「こちらが今回取材した映像です!ではVTRスタート♪」
こんな演出をしてみたくないですか?
また、動画を有料で配信したい場合、YouTubeやAmazon Primeなどのプラットフォームは敷居が高く感じるかもしれません。しかし、ツイキャスのプレミアム配信なら比較的簡単に有料配信が可能です。
必要な準備
ツイキャスで動画を配信するには、以下の準備が必要です。
- OBS Studio
無料で使える配信ソフト「OBS Studio」をインストールします。このソフトを使うことで、事前に用意した動画ファイルを生配信に取り込むことが可能です。 - ストリームキーとRTMP URL
ツイキャスのマイページにアクセスし、ストリームキーとRTMP URLを確認します。これらをOBS Studioの配信設定にコピペします。
配信手順
- OBS Studioに動画を追加
「ソース」欄に動画ファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。これだけで動画がOBSに追加されます。 - 配信開始
OBS Studioの「配信開始」をクリックし、動画ファイルをダブルクリックして再生を開始します。これで配信がスタートします。
とても簡単に動画配信ができるので、初心者でも安心です。
配信が途中で落ちる場合の対策
ただし、デフォルト設定のままで配信を開始すると、途中で配信が落ちることがあります。これは、設定が重すぎるためです。以下の方法で配信設定を軽くすることで、安定した配信が可能になります。
設定を軽くする方法
- 解像度の調整
「設定」から「映像」タブを開き、出力解像度を640×360に下げます。さらに、FPSも10まで下げると負荷が軽減されます。 - ビットレートの調整
「出力」タブの「配信」項目から、映像ビットレートを604kbps、音声ビットレートを96kbpsに設定します。
実際の配信結果
この設定により、実際に数分間の動画を問題なく配信することができました。一度も配信が途切れることなく、安定した再生が可能でした。
ツイキャスとYouTubeの画質比較
設定を軽くしたため、画質は多少落ちます。しかし、著しく劣化するわけではなく、視聴に支障が出るほどの荒さではありません。
YouTubeにアップした元の動画とツイキャスで配信した動画を比べると、画質の違いは明らかですが、それでも配信としては十分なクオリティを保てています。
まとめ:動画ファイルを活用して生配信を盛り上げよう
ツイキャスでは、事前に準備した動画をうまく生配信に取り込むことで、よりバラエティ豊かな配信が可能になります。例えば、トイレ休憩中にCMのように動画を流すといった活用方法も考えられます。
ただし、回線の状況やサーバーの負荷により、配信が落ちることがある点には注意が必要です。今回紹介した設定は、配信が安定する一つの例ですが、必ずしも全ての環境で同じ結果が得られるとは限りません。事前にテスト配信を行うことをおすすめします。
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