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補助金事業にクレジットカードは勧めない理由とトラブル回避のポイント

ビジネス

補助金事業でクレジットカード使用を勧めない理由

補助金申請の流れと支払い方法の重要性

コロナ禍において、多くの企業が補助金を利用して経済的な支援を受けている状況です。補助金事業の基本的な流れとして、まず自社で支払いを行い、その後支払いの証拠を提出して補助金が支給されるというプロセスが一般的です。しかし、この流れには「先に支払いを行う」という条件があるため、資金繰りが厳しい場合にはクレジットカードでの支払いを検討することもあります。しかし、補助金事業においてはクレジットカードの使用にいくつかのリスクが伴うため、慎重になる必要があります。

クレジットカード使用のデメリット

支払い証明書類が3倍以上に増える

クレジットカードを使用すると、支払い証明に必要な書類が現金払いや銀行振込に比べて圧倒的に増えます。

  • 現金払いまたは銀行振込の場合
    必要書類は領収書と通帳の該当ページのみです。
  • クレジットカード払いの場合
    必要書類は、クレジットカードの明細書、領収書、申請者がそのクレジットカードの引き落とし口座名義であることの証明書、そして該当月の引き落としが確認できる通帳の該当ページが必要です。

これにより、書類の準備が非常に煩雑になります。結果として、申請手続きの手間が増えるだけでなく、ミスが起こる可能性も高くなります。

マイペースリボに要注意!— 三井住友VISAカードでの失敗談

特に注意すべきなのは、リボ払いです。補助金申請で認められるのは一回払いのみで、分割払いやリボ払いは認められません。ここで問題となるのが、クレジットカード会社による自動リボ設定です。たとえECサイトで一括払いを選んでも、カード会社の設定によってリボ払いに自動変更されていた場合、その支払いは補助金の対象外となってしまいます。

具体例:三井住友VISAカードのマイペースリボ

弊社では、このマイペースリボによる失敗を経験しました。マイペースリボとは、支払額を一定に抑えるリボ払いの設定ですが、たとえ一括払いで支払ったつもりでもリボ扱いになってしまうことがあります。特に注意すべきは、初期設定がリボ払いになっているケースです。

失敗の詳細:
弊社では、最低支払額を高めに設定していたため、実質的に一括払いと同じ感覚で利用していました。しかし、クレジットカードの明細書には「リボ払い」と表示されており、補助金の審査では認められませんでした。

楽天カードを使うメリット

補助金事業でクレジットカードを使用する場合、楽天カードが一つの選択肢としておすすめです。楽天カードには自動リボ設定がありますが、設定の管理が非常に分かりやすく、使用者が簡単にリボ払いの設定を変更できます。たとえば、一括払いで購入後にリボに変更することも、逆にリボ設定を解除することも非常に簡単です。

楽天カードの利点:

  • 管理画面が分かりやすい:自動リボの設定変更が簡単。
  • 一括払い後の変更が可能:一旦一括払いにしてから、後でリボに変更する柔軟性。

私は普段リボ払いを使用しませんが、学生時代には急場をしのぐために利用したこともあります。楽天カードは、他のカードに比べて設定の融通が効くため、補助金事業での利用にも安心です。


まとめ

補助金事業において、クレジットカードの使用は慎重に検討する必要があります。特に、リボ払い分割払いは認められないため、マイペースリボなどの自動リボ設定に注意が必要です。クレジットカードを使用する際は、書類の増加や設定の確認を怠らず、現金払いや銀行振込を優先することをお勧めします。どうしてもクレジットカードを利用する場合は、楽天カードのような設定管理が簡単なカードを選ぶと良いでしょう。

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