芸術活動とfacebookの相乗効果について語ってみる
ウェブ制作やインターネットマーケティングのコンサルティングをする会社を経営して実際に、お客さんをサポートしていますが、じつは、ビジネス系の人たちにはfacebookに関しては、一切、勧めていません。
理由は、内輪メディアだから。
日々、タイムラインを見ている方なら、気づいていると思います。
知人の近況以外の情報をfacebookから得ていますか?
もちろん、バズネタは、知人のシェアを通して楽しむことはあると思いますが、そんな中になにか商品やサービスの宣伝が入ってきてもバズるか?
広告は、facebook広告で充分流れてくるので、事業者が自主的に宣伝文を流したところで、総スカン間違いなし。
非表示にされておしまい。
お仕事で使うSNSはTwitterにおいて他はなしです。
そんなfacebookでも、芸術活動とは相性が良い。
というのも、多くの芸術活動事態が「内輪」活動になっているからです。
ファンとの交流。
同じアーティスト同士の交流。
こういうものにはとても適しているからfacebookと芸術家は相性が良い。
作品も映像や写真を通してすぐに届けられるメリットがある。
ただ、誤解をしている人も多い。
既にできあがっている関係性があるファンや仲間との交流において、相性が良いのであって、新規でファンを獲得するにはまったく不向きですよ!
それこそ、Twitterやブログのほうが、ベターです。
Twitterとブログで新規獲得。facebookでファンやリピーターとの交流。
僕の場合は、最近、裏方稼業が多いので、facebookに関しては、アカウントがあるだけで一文字たりとも発信してません・・・
新規のお客様はワードプレス(ブログ)から入ってこられる方がほとんど。
新規獲得にfacebookは意味なし!
どこぞの本で学んだ友達を増やす戦略でランダムに増やした「友達」に「おはようございます!」とか毎日、流し続けたところでライヴには来てくれない。
先日、知り合いにこのような話をしたら、facebookで1000いいねでも獲得してから言ってくれと言われてしまいました(^_^;
まったく使ってないだけに友達も実際にあった人に限っているので、年に1回、誕生日おめでとうございますにレスポンスするんですけど、その時、たぶん、レスポンスが20件程度だったんですね。
それを見て、20程度で言うな!と思われたようですが・・・
実際、僕もfacebookすげーとか思っていたときに大金をはたいていろいろなことにチャレンジしました。
撃沈しているんです。たとえば、50万いいねのfacebookページから発信されたレスポンスが100いいね程度というのには驚きました。
更に50万いいねのページからリンクを貼ってもクリック率は著しく低い。
ランディングページまでたどりつく人数は20程度。全然、来ない!意味ない!という実体験があります。
普通にブログを運営してSEO効果を上げれば、一日300アクセスくらいは確実に上がってきます。
ブログにアクセスする人は、その記事をGoogleから選んでやってきた自分のターゲットとする人たちがほとんど。
facebookページの50万いいねは、とりあえず、「つりネタ」で一度いいねを押しただけの属性もバラバラの人たち。
50万の群衆の中からよりも、300の自分と趣味嗜好を同じにする人たちの中からのほうが、ファンになってくれそうな人、新規で会場に足を運んでくれる人を見つけやすい。
役者さんもミュージシャンも僕がコンサルティングするならば、Wordpress × Twitter の戦略をお勧めします。もちろん、発信する内容にも戦略が必要なんですけどね。