ネット環境が進化している中で、ページ速度を気にするべきか?
ウェブ制作をしている中で、葛藤に駆られるのが、機能のアップと同時に起こるページ速度の低下。
特に、ワードプレス。
ワードプレスは、読み込みが早いか遅いか?と問われれば、遅い。
実際、調べてみるとわかります。
ページ速度を調べるツールは、こちら、Page Speed Insight。Googleが提供している無料サービスです。
そこに、まっさらなWardressテーマ、Underscoreをパーソナルサイトに一時的にインストールして、どこまで軽量化→ページ速度アップがされるかを調べてみました。
まず、現在のテーマで計測すると、モバイルで36点。パソコンで47点でした。
Underscoreにテーマを変更して計測してみると・・・
モバイルで52点。パソコンで64点。
確かに上がってはいますが、Undersocreでは、ヘッダーやコンテンツに使用していた画像が一切表示されない状態なので、当然、上がるのは想定内ですが、それにしても上がったスコアはたったこれだけです。
見た目はテキストだけになっているにも関わらず、この点数は個人的に低いとしか思えない。
テキストだけのページのスコアがモバイルで52点。
ちょっと納得がいきません。
ちなみにプラグインにしても、それほど使っていません。ごくごく標準的なものを数個のレベル。
akismetやcontactform7など・・・
悲しい結末です。
モバイル回線速度が速まる現代に速度はそこまで重要なのか?
ただ、4G LTEが当たり前になりつつある今日、モバイルにしてもそこまでのスピードアップにいそしむかどうか・・・は課題です。
要するにサイトを積極的に軽量化しなくても、一般的なレベルの軽量化で、ストレスなく表示されるレベルになるのではないか?
実際、プロ中のプロのWeb制作会社のサイトを調べても、スコアは僕の個人サイトと変わらないどころか、むしろ、低いことがわかりました。
その企業のコーポレートサイトがパソコンで11点というのは驚きでしたが、パソコンの回線速度はいまや映画を普通に見るレベルです。
11点のサイトであっても、おそらく国内ほとんどのパソコンで瞬時に表示されているはずです。
ワードプレスを使っていなくても以下のものを組み込めば静的サイトであっても表示速度は低下する。
ワードプレスでなくても、jQuery やBootstrapを読み込んでいる時点でスコアがだいぶ下がることもわかりました。
今や当たり前のサービスを組み込むだけで、改善を勧めてくるPage Speed Insight。
思いました。厳しすぎませんか?
jQueryやBootstrapをダウンロードして、自社サイトサーバーにアップロードしたものを読み込んでいる場合は別ですが、GoogleやTwitter社のサーバーからjQueryやBootstrapを読み込むことで、多くのサイトで利用されている分、閲覧者のブラウザに残っているデータで使い回されることによって実際はほぼ瞬時に反映されているはずです。
いろいろなサイト、クオリティの高いものから、初心者が作ったようなものまでPage Speed Insightで調べてみて感じたこと。
初心者がHTMLを試行錯誤して組み込んだサイトほどスコアが高い。90点以上でGOODという表示がでました。
さすがに気持ちが良いのですが、肝心のサイトデザインは決してGOODではありません。
一般的な感覚としては、おそらく50点行くサイトであれば、モバイル環境でもスムースに表示されているのでは?という予想がつきます。
サイト制作者は、C to Cサイトであれば特に、仕上がりはモバイル環境(4G LTE)で表示速度を確かめるのが常識ですが、40点レベルで問題無いように感じます。
ワードプレスを使っている時点で満点は、60点。50点で優秀レベル。40点以下には下げないようにしましょうという感じだと思います。
どうしてもこだわりたい場合は、静的サイトでjQueryやBootstrapを使わないという選択をすれば100点も夢ではないのかもしれませんが、そこまでこだわる必要はあるのかどうか疑問です。
以上、個人的なサイトスピードに関する見解でした。
ただやはり、僕の個人サイトの36点は改善の余地ありですね・・・