教室の中は格差社会
第22回小説すばる新人賞の朝井リョウのデビュー作を映画化した作品。
ただの学園ドラマではない
タイトルに部活が入っていることから、普通の学園ドラマかと思ってずっと観ずにいたのだけど、この作品のクオリティの高さに驚かされた。
ストーリーは「金曜日」から始まるのだけど、一エピソードが終わって再びテロップ「金曜日」
あれ?翌週ということ?と思いきや、同じエピソードが違う視点から描かれていく。
違う視点から描かれる同じエピソード
学生時代、教室の中は格差社会だった。これはどこの学校のどの教室でもそうだったと思う。
その微妙な雰囲気までが再現され、かつての自分の立ち位置と似た登場人物にきっと出会うことができる。
学生映画だから、若者向けと敬遠してきた方、ぜひ、観てみてください。
高校生時代のリアリティが自分の中で再現されていく。
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