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「プロデュース能力」ブックレビュー

書評

プロデュースは一人の個人から生まれる


音楽や映画制作の現場でよくプローデュース、プロデューサーという言葉を聞きますが、それ以外の仕事の現場でもプロデュースという役割はとても重要。
商品にしても、企画にしても、プロデュースがあって初めて成り立つ。
一番、共感を得たのは、プロデュースは一人の個人からうまれるという部分。

折衷案はたいていダメになる

合議や、多数決では、それは面白くないものになってしまう場合が多い
僕も、同じことを思ってました。
僕は元々役者ですが、ことあるごとに、ここ、どうしたらいいと思う?ってみんなの意見を積極的に取り入れる演出家がいました。
広く意見を聞くと、個性的な意見やアイディアが出にくくなる。
発表したそばから首をかしげる人が出てくると、発表した本人もその現場も「なんだか場違いなことを言っているな」という雰囲気が生まれてしまう。
そういうシーンを何度も見てきました。

脳は宇宙。脳が2つ以上だと「宇宙」から「社会」へ

空間が小さくなる。アイディアは一人で練るべき。

一人の頭の中は宇宙だ
二人以上のとき、そこには社会や秩序が生まれる
常日頃から思っていたことをこの本を通して更に深く感じることができました。

もちろん、合議や多数決で決めるべきこともありますね。民主主義の国ですから。
この本は、またいつか読み返すべき本です。
大事にとっておこう。

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